いつもありがとうございます。塾長の森です。
新年度の論理力養成講座(集団クラス)では、意見文の書き方を扱っていますが、そこで私が、感じたことをお伝えします。
それは、意見文だけではないのですが、物事を考えるときに、「論点のずれ」が子供には起こりやすいということです(大人でも多いですよね)。
例えば、
----------------------------------------
「メールよりも、手書きの方が気持ちが伝わる」という意見がありますが、あなたはその意見に賛成ですか、反対ですか。理由も含めて答えなさい。
----------------------------------------
というお題が出されたとします。
このテーマの論点は「気持ちの伝わりやすさ」という点において「メール・手書き」どちらが優位か。ということになります。
しかし、子供によっては、考えているうちに「メールと手書きどちらが良いか」という論点にずれていってしまっていることがあります。例えば、「メールの方が紙を使わないからエコで良い」というような理由を書いている生徒もいました。
みんな始めは分かっているのですが、時間がたつにつれ、徐々にずれていきます。これがディベートになれば、なおさらです。
こいったことは誰にでも起こることなので、時折論点を再確認することが大切です。我々大人も会議の中などでこういったことは起こりやすいので、注意したいところですね。
また、幼児であっても、論点というと大げさですが、特に小学校受験では、「質問や条件に対して正しく答える」ことも重要ポイントです。こういったことがしっかり出来る子が、将来的に論点のズレがない思考ができるようになってくると思いますので、日ごろから心がけましょう。
Comments