皆様、こんにちは。
世間では「連休」という空気が漂っていますが
いかがお過ごしでしょうか?
講師の赤田です。
前回、質問と詰問の違いを書かせて頂きました。
詰問は「判断」からくる関わり
対して
質問は「興味」からくる関わり
でしたね?
今回は具体的な例でお話していきたいと思います。
例えば、
お子様が約束の時間になっても宿題(勉強)しない
という状況でみてみたいと思います。
(あ、こんな状況になったことある、という方は
実際にその場面を思い浮かべながら読んでいただくと
よりリアリティが増します)
さて、どんな声掛けをしますか?
では「詰問」になってしまうパターンから見てみましょう。
【状況】子どもが時間になっても勉強しない
↓
【親御さんの反応】さっさと宿題をしてほしい
↓
【親御さんの感情】怒りや不安
↓
【親御さんの思考】いつになったら宿題をするのだろう?
↓
【親御さんの声掛け】いつまでダラダラしているの!(判断)
早く宿題をしなさい!!(命令)
といったところでしょうか?
このとき子どもたちはどんな解釈や感じ方、行動をとるのでしょうか?
【子どもの解釈】攻撃や否定、非難されている
【子どもの感じ方】危険、不快
【子どもの行動】逃避(言い逃れ、分かったふり、笑う、泣く・・・)
反抗・抗議(睨む、反論、詰問しかえす)
他にもいろいろあると思いますが、今パッと思いつくものはこんなところです。
では「質問」からくるコミュニケーションを見てみましょう。
【状況】子どもが時間になっても勉強しない
↓
【親御さんの反応】この行動はどんな意味があるのだろうか(興味)
↓
【親御さんの感情】
↓
【親御さんの思考】
↓
【親御さんの声掛け】時間が過ぎたよ(事実のみを伝える)
○○にとって、今は何のための時間?
といったところでしょうか?
子どもに向けて興味から関わると、親御さんの感情や思考を飛び越えて
声掛けにつながります。
すると子どもたちは
【子どもの解釈】受け容れられている、認められている
【子どもの感じ方】安全だ、この場にいてもいいんだ
【子どもの行動】抵抗なく質問に答える
自由に思考をめぐらせる
他にもいろいろあると思いますが、今パッと思いつくものはこんなところです。
どうでしょうか?少し見方を変えるだけで、結果が大きく変わってきますよね。
ぜひ、興味から皆様のお子様と関わってみてください。
そして、もし今回のブログを読んで、
「あー私、詰問してばっかりだ…」と感じたり、思ったりする方が
いらっしゃいましたら、決してご自分を責めるのはしないでください。
「こんな私でOK!」とこれまでのことは、
しっかり過去に置いておけばいいのですから(*^-^*)
皆様とお子様のコミュニケーションが、今回のブログを読んだ後に
少しでも良くなっていただければ、本当にうれしく思います。
最後に今回のながーい文章を最後まで読んでいただいた皆様に
「質問」のワンポイントアドバイス!
★「なぜ」から「何」に変えて聞いてみてください★
例)「なぜ片づけないの?」→「片づけられないのは何があるから?」
のように「なぜ」を「何」に言い換えるだけです。
ぜひ実践していただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^♪
いいですよ