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二重敬語に要注意!

執筆者の写真: 大輔 森大輔 森


二重敬語
二重敬語

いつもありがとうございます。塾長の森です。

今日は、「二重敬語」について。

敬語の学習は、小5あたりから始まります。

「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の使い分けなど、大人でも意外と正しく使えていないのが「敬語」。

特に「二重敬語」は要注意です。


二重敬語とは?

敬語は、日本語において相手に敬意を示すために使われる言葉遣いですが、過度に敬語を重ねることで「二重敬語」となり、不自然な表現になってしまうことがあります。


二重敬語の種類

二重敬語には大きく分けて以下の2種類があります。


  1. 同じ種類の敬語を重ねる場合→ 例えば、「おっしゃられる」は「おっしゃる(尊敬語)」に「れる(尊敬の助動詞)」が重なっており、二重敬語に該当します。正しくは「おっしゃる」です。


  2. 尊敬語と謙譲語を同時に使う場合→ 例えば、「社長がいらっしゃられました」は、「いらっしゃる(尊敬語)」に「られる(尊敬の助動詞)」が加わり、過剰な敬語表現になっています。正しくは「社長がいらっしゃいました」です。


二重敬語の具体例と正しい表現

二重敬語

正しい表現

おっしゃられる

おっしゃる

いらっしゃられる

いらっしゃる

お伺いさせていただく

お伺いする / 伺わせていただく

ご覧になられる

ご覧になる

申される

申す


私も、正直、普段「二重敬語」を使ってしまっているので、この単元を扱うたびに反省しています。

社会に出れば、「二重敬語」くらい気にならないと思う方もいらっしゃると思いますが、「気になる人は気になる」ので、やはり、正しく使えた方が良いでしょう(私も!)。

 
 
 

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