いつもありがとうございます。塾長の森です。
今日は、将来中高一貫校(中等中等・四ツ葉などの公立中高一貫、共愛・農二などの私立中高一貫)に進学を希望する(内部進学する)方に注意していただきたいことをお話します。
それは、「数学の進度が、かなり速い!」ということです。
中高一貫校は、中高6年間で学習する内容を約5年間で学習するカリキュラムになっていることが多いです。そのため、一貫校でない中学よりも進むスピードが速いです。
もちろん、授業のコマ数も多いのですが、それでも理解が追いつかない生徒が出てきていしまいます。それも結構な人数です。
通常の中学の進度であれば、理解できるような子でも、ペースが速いというだけで理解が追いつかない(勉強量が追いつかない)というパターンもあります。
共愛中も、小学校からの内部進学組が入学してから、結構なスピードで数学は進むようになりました。中2の子たちは、既に中2の内容がほぼ終わるくらいのペースです。塾の子の話を聞く限り、出来ることをできない子の差がかなり開いてしまっているようです(それに出来る子は少数)。
以上ような状況から、私は、子供たちの「理解力」を幼児・小学生期に育てていくことが大切だと思います。もう少し具体的に言えば「新しいことをすぐに理解できる力」です。新しいことを理解するのに時間がかかるようでは、授業のペースについていけなくなってしまいます。
では、そのためには、どうした良いのか。
そのためには、思考力を鍛える「応用問題」に数多く触れることも一つの方法です。
「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤し、色々な方向から考えることが、結果的に「理解力」を育てることにつながります。残念ながら、教科書レベルの勉強だと「解き方を学ぶ」ことが主なので、そこまで深く考えることはないかなと思います。
学校のことが出来ているから「今」はそれでよい。だから小学生までは塾に行く必要ないし、中学に入って、子供が自力では大変そうだったら、塾を検討しよう!
このように考えられる方も多いと思いますが、そのタイミングでは「時すでに遅し」なことも多いです。挽回できなくはないですが、それには、時間もお金もかかります。そうでなくても、思春期真っ只中の中学生。親の言うことは素直に聞いてくれません。。。
以上のような理由から、特に算数(数学)は、幼児・小学生のうちから、「思っている以上に」頑張っておかないといけなと思います!現状に満足せず、上のレベルにチャレンジしていきましょう!!
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